オーストリアへの移住体験談!EUブルーカードを取得!?
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Interview
2024
06
29

移住者インタビューシリーズ

日本人エンジニア30代男性

プロフィール

機械エンジニアとして日本で5年間勤める。30歳になる年にしごとを辞め、半年間アメリカ合衆国の自然道を歩く。その後、オーストリアで就職しウィーンでの生活をはじめる。

EmiGateでは教育移住の相談、ビザ申請、初めのお家探しや仕事探しなど、あらゆる移住に関するご相談を専門家や移住経験者と共にご支援しています。本格的に移住をご検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。
早速ですがオーストリアへどのようにして移住されましたか?

オーストリアには現地の会社に就職をしてEU Blue Cardというビザを取得して移住しました。初めは観光ビザで滞在しながら、日本の就職と同じように会社のwebサイトの求人募集からアプローチをかけて今の会社にエンジニア職としてして内定をいただきました。就労ビザがおりたので4年住むことができ、4,5年連続で滞在すると永住に切り替えることもできるので検討しています。

どのような理由で移住先を決めましたか?

仕事とビザを比較的容易に入手できると考えました。母国語が英語でない国から英語を使って働く環境に慣れたいと感じていたのと、趣味が山登りなのでアルプス山脈に関わるような国がいいなと思ってました。ドイツ語を少し話せるのでスイスも検討しましたが、物価が非常に高いのとドイツとオーストリアは日本と同様に自動車産業を起源に工業が盛んで、機械エンジニアである私にとってドイツとオーストリアは就職先として幅広い選択肢があることは魅力的でした。実はドイツとオーストリアは東京と埼玉のような感覚です。オーストリアの方が初めの就職には容易だと感じてオーストリアに決めました。

移住時の予算や計画はどうされましたか?

予算である300万円がなくなるまで、もしくは最大6ヶ月のチャレンジとして計画を立てました。もし仕事が見つからなかった日本に帰国すると考えていました。実際には3ヶ月程度で内定が決まり、金額的には100万円程度で済んだ印象です。2024年の1月にオーストリアに到着してから就活を始め3月ごろに内定をいただきました。そこから滞在する家を契約してから、ビザ手続き期間の約2ヶ月間は日本で引っ越しの準備をして、6月から仕事が始まり現在に至ります。

休日はどのようにして過ごしていますか?

ネイティブ言語のドイツ語に慣れたいと感じて今はドイツ語の勉強をしています。ドイツ語のポッドキャストを聞いて散歩したり、カフェで読書をしたり、、、普通に友達とご飯に行ったりもします!生活にもう少し慣れてきてから山登りにも行きたいと思います。

オーストリアへの移住で大変だったことは?

仕事探しは苦労しました。就労可能なビザを持っていない条件で外国人が自分を営業するわけですから、何を聞かれても完璧に答えれるように万全の準備をしていました。生活面では友達がいない中で飛び込んだので、初めは孤立感との戦いもあるので一人で生きていける力や覚悟がないと挫折する人は多いのではと思います。スポーツが好きなので、ジョギングクラブや近くのクライミングなどを通じて現地の友達ができました。

期費や家賃などの生活費的なところお聞きしたいです!

家賃と一般的な食費で1200~1500€(20~25万円)になりました。レストランで食事をする場合は40~50€(8000円前後)は少なくともかかるので、友達と飲むなら日本のHUBみたいなバーが一般的です。首都のウィーンで一人暮らしをするなら家賃は光熱費込みで700~1000€(12万~17万)程度です。家具がついていたら値段が上がるケースもあります。ヨーロッパの全体の中では安い方です。

日本と比較した生活水準は?

オーストリアの収入は日本よりも多いですが、物価もそれなりに高いので生活水準は日本と同程度です。スーパーで売られている国産の野菜はBioという有機野菜が主流なので、普通に日本で売られている国産のものより高い印象です。消費税は基本20%とかですが食品などカテゴリー毎に変わってきます。家族がいる場合は子供の学費が大学までタダになるのがいいですね。また、インフレ率の報告や最低賃金の値上げも毎年あるので、同じカフェでもコーヒーの値段が気がつけば値上がりしていたりします。

オーストリアでの仕事事情はどう違いますか?

私の就職先に関しては、就業時間が日本よりも少なく夕方の4時には帰宅し始めます。残業もほとんどなく、残業をする日があれば早く上がる日もあります。金曜は昼に帰宅する人が多いです。時間が増えることは嬉しいですね〜。スーツでなくみんなカジュアルにTシャツを着て仕事をしています。移民が多いので、求人に英語レベルはExcellentと書いてあっても、文法が完璧でなくても何とか意思疎通をとりつつ働いている人も多い印象です。ワーキングホリデーもありますし、チャレンジしてみることはお勧めします。

最後に移住検討者に向けてひとことお願いします!

生まれ育った国に住むのが一番心地よいと思います。それでも現代社会では価値観の日々社会や価値観が変化し、母国にいながら受け入れがたい価値観に直面することもあると思います。その時に、母国以外にも住める場所があれば気持ちの余裕につながるし、他の国に住むという選択肢も、都道府県をまたぐくらい身近な選択肢になればいいなと思います。

最後に、あらゆる国に一長一短があり、海外に住んでいるから絶対に幸せということはないですが、今いる環境で楽しく人生を送ることができれば、それで十分だと思います。

ご貴重な体験談、本日はありがとうございました!!

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